2021年4月16日
巻き爪について
こんにちは!
中村接骨院の院長中村です。
前回は‘‘野球肘‘‘について投稿させて頂きました(^^)
今回は当院で力をいれている‘‘巻き爪‘‘について投稿させて頂きます。
巻き爪と言えば、足の母趾のイメージが強いかと思います。
当院の巻き爪矯正も母趾に対して行っています(^^)/
早速ですが、なぜ巻き爪になるのか??
様々な要因が考えられますが、一番の原因は履き物による影響です。
従来、日本では素足の生活や履き物もマタのある草履が主流でした。
(藁草履、下駄、足袋など...)
今はどうでしょうか?
歩き出したら靴を履かせる、学校では上靴にグランドシューズ、指定靴など
大事な成長期に素足で運動することはほとんどありません。
また、日本は和の文化であるため、座敷にあがるために履き物の脱ぎはきをします。
靴は欧米の文化で生まれ、欧米は土足の文化であるため、一日履きっぱなしも多いんです。
その為、紐靴を履き、紐もしっかり結んでいる方が多いですが、
日本は脱ぎはきが多く、面倒くさい為に楽な履き物を選択したり、紐靴でもそのまま脱ぎはきできる状態で履く方がほとんどです。
この状態で歩くと指上げ歩きといって、足趾をあげて指の腹で歩いてしまいます。
小さい子どもでまだ指が発達していない時のペタペタ歩きと同じです。
成長とともに指が発達して歩く際に踏ん張る際にしっかりと足趾が使えるようになっていきますが、上記のような履き物を履き続けていると、うまく足趾がつけないままとなってしまいます。
これが巻き爪の原因となり、どんどん爪が巻いていきます。
適切な床からの圧を指先に伝えることで平らで薄い爪を維持できるわけです。
一番問題となってくるのが巻き爪で痛みが出てしまっている場合です💦
痛みがあると無意識にそこをかばってしまうために歩き方がおかしくなっていきます。
サイズぴったりの靴だと当たって痛いから幅広いものを履いたり、サイズの大きいものを履いたり...
悪循環を起こしてしまいます。
歩き方がおかしくなると全身が歪み、膝の痛み、腰の痛み、肩凝り、頭痛など多くの身体の問題を引き起こしてしまいます。
当院が‘‘巻き爪矯正‘‘に力を入れている理由がここです!!
そもそも巻き爪の痛みがあると身体の痛みや不具合はなかなか改善しません💦
痛みがあるなら優先して巻き爪矯正で状態を良くしていく。
痛みが無くても自覚的に少し巻いてきてるな...と感じられている方は予防の為にされると良いと思います!
ここで当院が導入している足医学の先進国であるドイツの矯正方法をご紹介させて頂きます。
当院は女性に優しい「B/S SPANGE(ビーエススパンゲ)」といった巻爪矯正をしています。
特殊なプラスチック製の平らなスプリング板です。
それは爪甲につ、スプリング板の元に戻ろうとする力を利用し爪を無理なく自然な形に整えます。 皮膚などを傷つけず痛みもなく透明なので目立ちにくいのが特徴です。
またマニキュアも可能です!
当院では「B/S SPANGE(ビーエススパンゲ)」を装着するとともにカウンセリングを行い、爪の長さと形、靴選び、日頃の手入れ等の大切さをよくご理解いただき再発防止及び予防をしています。
爪切り、靴、爪疾患、遺伝、ケガ、健康状態、加齢などが挙げられます。
また、最近の研究では、爪はもともとまく性質を持っており、爪に圧力がかからないと巻いてくることが分かっています。
手の指で物を掴んだり、足の指を踏ん張ったりすることで指に圧力がかかり、爪が平らになるのです。
巻き爪は病院の治療や専門家による矯正で改善することができますが、日常生活においてのセルフケアも重要となります。
巻き爪が改善した後でも、セルフケアができていなければ巻き爪は再発してしまいます。ご自身の習慣を見直すことで巻き爪を改善・予防していきましょう。
●正しい爪切り
巻き爪の方は伸ばすとさらに巻き、短くすると皮膚に食い込む。どちらにしてもうまくいきません。適度な長さとは先端の白い部分がほんの少し残るくらいですが、爪切りだけで巻き爪を治すことは難しいでしょう。
実際に、巻き爪ではない方は、爪の長さや切り方そのものはあまり気にしていません。と言うことは、爪の切り方が巻き爪の原因になるのではなく、巻き爪だから爪切りがうまくいかないと考えてください。
●歩き方、靴の選び方
ご自身の歩き方を見直すことも巻き爪の改善・予防に繋がります。
歩く際には、趾が地面に付くように意識しましょう。また、足に合っていない靴は巻き爪悪化の原因になってしまいますので気をつけると良いでしょう。サイズが小さければ圧迫され痛みが出ます。逆に大きすぎても、足が動くので巻き爪を引き起こす可能性があります。
理想はヒモ靴のヒモをしっかりと締め、足の甲をホールドすると良いでしょう。しかし、靴が原因で巻き爪になるわけではないということは先ほど申し上げました。
巻き爪そのものを治す事が先決です。